Align Biopharmaが医療従事者のシングルサインオンを実現する新たな技術標準を発表
2017年11月7日
Align Biopharma
ライフサイエンス業界標準化団体Align BiopharmaTMは、アイデンティティを管理するためのオープンな技術標準を最終確定したことを発表しました。これは、医療従事者を対象としたシングルサインオン・サービスを実現する製品の技術要件を、同団体に加盟する大手製薬会社、テクノロジープロバイダー、サービスプロバイダーが精査・定義したものです。この新標準の確立はライフサイエンス業界における大きな進歩であり、医療従事者がすべてのライフサイエンス企業のオンラインコンテンツにスムーズかつ容易にアクセスできる環境を実現します。(本リリースは、Align BiopharmaTMが発表した報道資料の抄訳です)
Biogen社(NASDAQ:BIIB)でグローバルマーケットIT、ヴァイスプレジデントのScott Cenci氏は次のようにコメントしています。「共通のアイデンティティ管理標準は、医療従事者のユーザーエクスペリエンスを向上させるでしょう。本技術により、医療従事者はバイオ医薬品企業と容易に連携できるようになります。デジタルエンゲージメントや情報へのアクセス環境を改善して医療従事者のユーザーエクスペリエンスを向上させれば、結果的に患者様をよりサポートすることができます。」
医療従事者がオンラインコンテンツにアクセスするプロセスは複雑で、さまざまなバイオ医薬品企業のウェブサイトやポータル、バーチャルイベントにわたり、何度もログインする必要があります。今回のアイデンティティ管理標準は、ライフサイエンス企業と顧客のコミュニケーション方法を改善し、医療従事者が患者エンゲージメントを促進するために必要な医薬品や治療の情報にアクセスしやすい環境を整えることを目的としています。
Penn Medicineで肥満外科医、FACSのDavid S. Wernsing氏は次のようにコメントしています。「情報にアクセスするために、バイオ医薬品企業ごとにユーザー名とパスワードの組み合わせをもれなく覚えておくのは大変です。さまざまなデジタルサイトやアプリケーションにすばやくログインできる便利な方法があれば、ライフサイエンス企業とのコミュニケーションが劇的に簡素化され、患者ケアに活かせます。」
Align Biopharmaのアイデンティティ管理標準が整備されたことで、テクノロジープロバイダーがこの標準規格の認証を受けたソリューションを開発できる環境が整いました。認証を受けた製品が市場に出回れば、そのソリューションを導入したバイオ医薬品企業は、様々なデジタルチャネルにわたるアイデンティティ管理における医療従事者のニーズに対応できるようになります。
Align BiopharmaのHenry Levy会長は次のように述べています。「Align Biopharmaは、顧客を第一に考え、医療従事者のユーザーエクスペリエンス向上に努めてきたライフサイエンス業界全体の取り組みを象徴しています。当団体初の標準規格が利用可能となった今、私たちは連携を深めてテクノロジー・ソリューションの開発を促し、開発されたソリューションをライフサイエンス業界に幅広く普及させることで、企業各社と医療従事者の結びつきを強化したいと考えています。」
Align Biopharmaはオープンな技術標準を策定・実施する業界団体として、影響力を急速に拡大しています。同団体には大手の製薬会社やテクノロジープロバイダー、サービスプロバイダーら23社が加盟し、医療従事者がライフサイエンス企業とのデジタルコミュニケーションを容易に行えるよう尽力しています。
Align Biopharmaのミッションや開発中の技術標準については、公式サイトAlignBiopharma.orgをご覧ください。
【Align Biopharmaについて】
Align Biopharmaは、大手グローバル製薬企業とVeeva Systemsが設立した業界標準化を推進する団体です。業界をリードする製薬企業、技術提供企業、サービス提供企業20社以上で構成され、医療従事者とライフサイエンス業界との連携の迅速化・簡便化を目的としています。詳細はhttp://www.alignbiopharma.org/をご覧ください。
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